正しいお箸の持ち方
● お箸は正しい持ち方をすればどんな料理にも対応できます。以下の4つのステップで練習してください。
Step1:箸の片方を親指の根元にしっかりと差し込み、薬指の爪の生え際の上に渡して固定します。薬指の安定のために、薬指を小指で支えます。(写真1参照)
Step2:もう一方の上の箸は、下のお箸と箸先を揃えて左手でつまんで固定して、右手人差し指の第二関節の上に置き(写真2参照)
Step3:親指と人さし指ではさみ、中指の第一関節で支え、三本の指で持って作用箸とする。親指のあたっている個所はお箸の長さの上から四分の一位(写真3参照)
Step4:左手を離し作用箸を上下に動かしてみます。その時箸先が固定箸の箸先とぴったり合うように意識して親指に力を入れず人差し指と中指だけで挟んでカチカチと動かします。(写真4参照)
写真1
写真2
写真3
写真4
お箸の選び方
お箸の形や長さ、太さ、重さなど、持った時の相性や好みもあれば、箸先の太い、細いザラザラしたすべり止め加工の物や四角に面取りした滑りにくいものなど、機能性を問うお客様が多かったのですが、最近では食器洗浄機に入れても傷みにくいお箸などの洗いまで含めた使い勝手を気にされるお客様も増えてきています。
自分の手に適した長さの目安は親指と人差し指を直角に広げた長さを一咫(ひとあた)といい、その1.5倍の長さ一咫半を長さの目安とします。手に厚みのある男性は太くて重いお箸を好む方が多く、高齢で握力が弱くなってくると太目で短めのお箸の方が箸先に力が入りやすく楽に感じる方が多いようです。また、子供さんもなるべく手に合ったサイズのお箸を使う方がお箸の持ち方が綺麗になる確率は高いと思います。目安としては3才~7才までは年齢プラス11cm位(5歳+11㎝=16㎝)が適当かと思います。